塾講師に向いている人、そうでない人
どのような仕事にもあることかもしれませんが、特定の仕事に対する向き不向きがあります。
塾講師に関しても向き不向きがありますので、アルバイトに応募する前に自分に適性があるのかどうか見極めることが大事です。塾講師に向いていない人の中でも、相手の気持ちを理解しようとしない人が挙げられます。授業に出席する子どもの学力は、何十人と集まるクラスになればピンキリになる可能性があります。そこで自分の言っていることを理解している子供もいれば、わかっていない子供もいます。
ここで重要なのは、わからない子供の気持ちを理解することです。
塾講師のアルバイトは一見すると有名な学校を出ている、その学生である人の方が有利な印象を持つ人もいるかもしれません。しかし学歴の良し悪しといい先生かどうかは必ずしも一致しません。なぜかというと、いわゆるいい所の大学の学生は勉強ができるので勉強できない子供の気持ちがわからないことも多いからです。
そこでもし自分の授業のわからない子供がいれば、どのような所がわからないのか考えてあげられる姿勢を持つように意識する必要があります。
塾講師のアルバイト向きな人は、人のために行動することをいとわない性格の持ち主です。上で紹介した分らない子供がいれば、その子の気持ちになってみるように努力する、クラスの子供が自分をどう思っているのかを考える姿勢を持つことが大事です。中には塾講師のアルバイトは給料がいいからという理由でやっていて、子どもはあまり好きではないという人もいるでしょう。
しかしそのような雰囲気を敏感に感じ取る子供もいるということは頭の中に入れておくべきです。
また好き嫌いをしないということも、塾講師をやっていく中で重要な素質です。中にはちょっと面倒くさそうな子供、どうもそりの合わない子供がいると距離を置きたがる人もいますが、そのような人は塾講師向きとは言えません。どうも合わないと思う人でも自分から近付いていけるような社交性が要求される仕事です。