正社員との違いは?
塾講師として仕事をしている人を見てみると、学生のアルバイトの他にも正社員として講師の仕事をしている人もいます。
正社員とアルバイトを比較した場合、塾講師にはどのような違いがあるのでしょうか?
まず基本的な違いとして、待遇の違いがあります。アルバイトの場合には、曜日や授業を担当する時間などを自分の都合のいいように調整できます。しかし正社員になると、基本的に授業のある間は拘束される、すなわち学習塾にいないといけないとしている所が多いです。
正社員には自由がなくなるのですが、給料などには違いが見られます。アルバイトの場合、どれだけのコマ数授業を担当するかによって給料が決まります。このため、授業実績によって毎月の給料が上下動することが多いです。しかし正社員になると、月給が決まっていて毎月安定した収入を得られます。経済的な安定という所で比較をすれば、正社員の方が有利です。
またボーナスを従業員に対して支給している学習塾であれば、正社員にはボーナスも支給されますがアルバイトにはありません。中には寸志ということでボーナスもどきを渡している所もありますが、正社員の貰っているボーナスと比較すれば額は少ないです。
正社員はプロとして生徒の指導を行っているので、専門性の高い指導力や知識を持っていると思っている人もいるかもしれませんが、現実にはそうとも言い切れない所もあります。もちろんきちんとした立派な正社員の塾講師もいますが、学習塾の離職率は高く、ひどい所になると年間講師の1/3が入れ替わる所もあります。
このため、キャリアの不十分な正社員の塾講師が所属している学習塾もあるわけです。学校の先生のように免許がないと授業ができないというわけでもないので、このようなピンキリの所も見られます。アルバイトの塾講師の方が正社員よりも優秀という所も中にはあるようなので、その部分のアルバイトと正社員の違いは意識しなくてもいいでしょう。