生徒に受ける教材
日本全国で教室運営をしている学習塾であれば、塾講師の教えるべき教材はあらかじめ決められています。また指導要綱などのマニュアルもしっかりと決められているので、教材選びで迷うことはまずないといっていいでしょう。しかし個人経営で行っている学習塾や個人指導塾のような所の場合、先生の自主性や自由度が高い所も結構多いです。
このような学習塾で仕事をすることになった場合、たとえアルバイトであったとしても、自分で教材選びをしないといけません。
ところで教材選びをするにあたって、どのような所に注意をした方がいいのでしょうか?まず生徒が授業に対して興味が持てる、授業を受けることが楽しいと感じられるような教材を見つける必要があります。そのためには、教材のほとんどが文字だけで構成されているようなテキストだと、どうしても単調で面白味のない印象が出てきます。
そうすると授業を受けたいと思わなくなってしまったり、授業に出席していてもなかなか集中力が持続しなくなってしまったりします。図解や表などが多く出ていて、一目で授業の内容がわかるような構成になっているテキストを使って授業をしましょう。
また学習塾には、さまざまな生徒が集まってきます。特にこちらで指導をしなくても、どんどん自分で勉強を進められる子供もいれば、先生がサポートをしていかないとなかなか自分では学習を進められない生徒もいるはずです。このようないろいろなレベルの生徒が興味を持てるような構成になっているもの、たとえば基礎と応用とに分けられていて、レベルに応じて授業内容を変えられるような教材を使ってみるのはいかがでしょうか?
またさまざまなレベルの生徒が在籍している塾の先生になったのであれば、複数のテキストを生徒のレベルに応じて使い分けるという方法もあります。このように授業をするにあたって、教材は重要な役割を果たします。自分で教材選びができる学習塾であれば、慎重に比較することです。